まだらすあん
マダラさんって結局どうなったら満足なんでしょうか。
いえ無限月読がやりたいのはわかってるんですが、彼が無限月読で実現したい世界って具体的にはどんな世界なんでしょう。
そもそも無限月読がどのような幻術かが不明ですけれども。多幸感に酔うだけなのか、現実とほぼ変わらない世界を新たに創りだすのか、はたまたもっと別の手段なのか。
現実とほぼ変わらない世界を創りだすと仮定した場合、術者であるマダラさんはどういうポジションなのかとかね。やっぱりゲームマスターみたいな感じで何でも自由に操れるんですかね。
世界創造の場合、どうシュミレーションしてみてもうまくいく気がしないんですよね。
そういえばナルトは火影になれるだの親と会えるだのと言われていましたが、これを踏まえると一人ひとりが独立して自分に都合のいい世界を幻覚で見られるということでしょうか。
でもそうなるとそこで疑問に思うのが、「じゃあ一人で幻術見とけばいいじゃん」ってことなんですよ。
人をわざわざ巻き込まないでもマダラが自分で幻術世界に引きこもればそれでいいわけじゃないですか。
つまりよっぽど押し付けがましい親切な性格でない限り、やはりマダラの目指す無限月読は世界共有型なんだと思うんです。
…そうすると、やっぱりうまくいく気がしない。ナルトの「火影になる」だって既にサスケやキバとバッティングしているわけですし。
一人ひとりの自我を奪わない限り無理でしょう。
そんな世界は幸せといえないんじゃないですかね。
作中だと「与えられた幸せに意味なんてない」「しょせん幻術でしかない」という点から否定しているように思うのですが、一読者として「まずどんな幻術をかけるのかプレゼンテーションしてくれ!」と切に願っています。
そこがはっきりすればマダラさんもより理解しやすくなると、個人的に思うんです。
今のマダラさんはただ無限月読実現に向けて突っ走るお爺ちゃんで、今流行りの言い回しだと老害で、彼自身を理解しようとしてもなかなか難しいのです。私にとっては。
弟との関係がこの先より描写されそうですけれども、その過程でマダラさんをもっと理解できるようになればいいなー。
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