ONODA 一万夜を越えて を見ました
めちゃくちゃ面白かったです。
個人的には2021ベストでした。
ただ二度目を見るのはかなり時間がかかると思います。それくらい内容が暗くてしんどい。
映画館という座席に縛り付けられた状況でなければ、もう許してくれ!!と言いながら席を立っていたと思います。
人の強い意志、追いつめられていく過程、何かを信じて縋る様子、すべて素晴らしい描写でした。
最後が日本に着く場面ではなく、自分が過ごした島を空から見下ろして泣くというのが完成度高すぎる。航空兵志望から話が始まってそんな締めにされたらもう感嘆しかできません。
人の死がいつも唐突で、しかも小野田さんも無関係な一般人を殺し続けるという無常感が途方もない絶望でした。ずっと嫌な動悸がしていた。
あまりに苦しくて小野田さんの仲間に頼む早く死んでくれそうしたらハッピーエンドなんだ!!と思うくらいでした。浅はかですね。そもそもハッピーエンドなんかじゃないんですよね。
まあでも本当に苦しいので…苦しくてつらくて悲しいことしか起こらないので…。
小野田さんの史実の詳細を知らないので、調べてみようと思います。
映画だけ見た感じだと、あの観光客が偉人すぎる。
あとリアルD機関すぎる。
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