野球部に花束を を見ました
面白かったです。
現状邦画実写2022ベスト。
ウォーターボーイズやスイングガールズのような部活青春映画が好きなら刺さると思う。
先にウッとくる部分を言うと、やはり野球部のパワハラ体質がえぐいこと、途中に里崎智也の解説が入ってテンポのよさを削いでいること。
それでもまあいいかと思えるくらいには面白かったです。
パワハラ体質はね…特にバリカンのくだりとかじ、人権…ってなっちゃったけど…野球部はこんなもんで乗り越えました。
里崎智也は途中までこれさえなければ万人向け映画になるのにと思っていたけど、終盤の工夫の凝らし方や展開へのツッコミでくすりとさせられたのでまぁいいかな。
1年生5人が終始仲良しなところが好き。
亀井くん好き、桧垣も好き、薫田も好き。もう一人も好きだったけどさすがに名前覚えられてないな…。
理不尽で最低な部活生活だけど監督が節々で礼節をきちんと教えるところとか、3年と心が通じるところもよかったです。
見ていて心地よかったのは小気味よい演出とテンポ。わりと目まぐるしくカットが変わって飽きさせないし、だれることがないのでコメディとして非常に良質と感じました。
主人公や友人たちの恋もそれほど詳細には描写しないけど省くわけでもないのが、いい案配です。
全体として共通しているのは「野球に狂え!!」で、それをコメディとして仕上げるためのバランス感覚が非常に優れていると感じました。
部活、仲間、笑い、苦しみ、涙、恋、青春が混ざり合って彩られた高校生活を覗き見させてもらった感覚です。
とてもよかったです。
おすすめ。
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