2021.07.18 10:02小島剛一「トルコのもう一つの顔」を読みましたネットで話題になっていたので読みました。ミーハーなので。F爺ブログを読んだときから感じていましたが、素晴らしく文章が上手いです。あれほど激しい内面の人でありながら、ユーモアを忘れず、しかし厳しく当時のトルコの内情を綴られていてとても勉強になりました。当時のトルコの人々に差別という...
2019.09.01 00:48「ナチスの楽園」エリック・リヒトブラウフォン・ブラウンについて興味がわいて手に取った本。発端がそこなので、アメリカが元ナチ達を受け入れ飼い慣らしたことは周知と思っていた。ただ、そこに至るまでには様々な議論と事件があったのだと知れた。元は連載だったんだろうか、章をまたぐごとに話が飛んだり戻ったりで少し読むのに苦労した。...
2019.08.31 07:31「英仏百年戦争」佐藤賢一タイトルは英仏百年戦争だけど論を「そんなものは存在しない」に置く愉快な本。筆者の顔が見える文体で、読んでいると「人は何故こうも無邪気に歴史を信じるのだろう?」と頭を抱える論理的なおじさまの顔が浮かぶ。主としてイギリス人のシェイクスピア症候群を批判しているけど、フランス人にも同じく...