竜とそばかすの姫 を見ました
細田作品はネットで面白おかしく叩かれがちなので他の人の感想を見る前に視聴したく、早めに見に行きました。
つまらなかった。
やりたいことはわかるんですよ。大筋の脚本は嫌いじゃないです。
でも例えばベルが乱入してきただけの竜を気に入ってそのあと一方的に追いかけ回す心の動きとかがまったくわからないんですよね。何で?可哀想だから?こっちが推測するしかないのはしんどい。そういう箇所がちょこちょこある。
美女と野獣もどきを始めたときは完全にヒエッヒエで、もうこの映画現実パートだけでいいんじゃないかな…と思いました。
下地がないんですよ。何で竜は城を持ってるの?何でおともAIがいるの?そういう説明もないまま美女と野獣やられたら、こっちはあぁ美女と野獣やりたいんだな…ということしかわからない。上っ面だけ見せられても困ります。
現実パートは仮想パートと比べてさすがに地に足ついてたので見ていられました。クラスのマドンナちゃんめちゃめちゃ好き~。可愛い。友人が何もかも見通してる天才ではなくゲスの勘ぐりという側面があるというのはよかったです。逆に毒舌キャラが不快になる部分でもありましたが…。
あと最後に会いに行くところ、主人公お金はどうしたの?児相と渡り合える父親がなんで女子高生に睨まれて腰砕けるの?ていうかあの子達なんでたまたま外にいたの?とかツッコミ所が多くてつらかった。あそこがなければ現実パートだけは好き、と言えたかも。
いや~つまらなかったな。でもネットの評価に左右されない私の素直な感想をちゃんと持ててよかった。そんな感じ。
お母さんの死に方がえぐくてそこは本当に気になった。主人公がお母さんの行動心理を理解したパートが挟まれたから余計に。
自分の子供がすがりついて止めたのに他の子供を助けに行って、それで生還しないのは罪です。肯定したくありません。
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