シン・ウルトラマン を見ました
ウルトラマンのことは受動喫煙以上のことは知りません。
つまらなかったです。
序盤はカメラワークが最悪で、凝ってると言うより見づらさのほうが勝る。
中盤は好きなシーンもあるんですが起伏に欠ける。
終盤は盛り上がりに欠ける。
せめて全世界の叡智を結集した学者会議くらいは画面として見せてもよかったのでは…。
キャラクターも非常に弱くて、主人公が仲間を大切にするのはわかるんですが視聴者側にその仲間の良さが伝わってこない。
見せ場がないため能力や魅力が伝わってこないし、この映画の主題である「人類の希望、未来、知恵」を示すべき人達であるはずなのにそれができてない。
これは人によると思うんですが、日本国という存在が非常に危ぶまれる状況なのも気になりました。
被害総額がとてつもなさそうですし、あんなに怪獣が頻繁しているならその復興もかなり厳しくなってそうです。
経済的に物凄く落ち込んだ状況だろうし国外脱出もそれなりの規模になっているんじゃないかと。
「来週には全部元通りになってる」というお約束というか、ある種の心理的保険がないのはこんなに見ていてしんどいのかと思いました。
シン・ゴジラファンへのサービスもかなりあったのでそれは嬉しかったです。
ただなんというか「それはもうシン・ゴジラで見たからいいよ」という気分になることもありました。
脚本の出来やスポンサーの入り方、前作ファンへのサービスなど、かなり天気の子に近い立ち位置だなぁと思います。
面白くはないですが見て損する作品ではないと思います。
私は紳士的な外星人と室長が好きです。
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